チタニウム
先日、ハラダさんの工場におじゃました時、目にしたのがチタン製のマフラーでした。
僕は学校が工業系だったし前の仕事でちょっと航空機の部品に触れた事もあるしそもそも飛行機好きなもので、こういう新素材(べつに新しいものでもないが)には興味を感じるのです。
そんな金属材料の話をしてると、飛行機とかに夢中になってた過去の自分に戻った気持ちになったので
チタンに関するトリヴィアを………
普通、車や単車のマフラー(排気が出るパイプですな)は鉄かステンレス。
それをチタンにすると排気音も良くなるし、錆びにくい、そしてなにより軽いのです。
そのかわり異常に高価
チタン(正確にはチタニウム)は鉄の半分くらいの重さで鉄よりもとても強靭なのです。
固いから薄く出来るし更に同じ容積でも軽いのでパイプ状の部品を振り回すと紙じゃないか?って思う程軽量です。
(たぶん同じ強度の物干し竿を作ったら子供でも端っこを持って振り回せると思います)
そして、チタンの特製としては錆びにくい、腐食しにくい、金属アレルギーをおこしにくい
とかがあります。
海水中でも腐食しないそうです。
そして、融点はなんと鉄の約2倍の約1600度。
ところがハラダさんの工場でマフラーの継ぎ目がボロボロになってるのを見ました。
『え〜?チタンって熱や錆に強いんじゃないの〜?』と思って調べたら、なんとチタンはどっちかというとイオン化傾向の強い方なんだそうで、実は非常に錆びやすく(酸化しやすい)その酸化した膜が非常に強固で本体を守っているそうなのです。
アルミも錆びにくいのが特徴ですが、実は一瞬で錆びてその酸化膜でアルミ自体に錆が進行しないんだそうです。
チタンのマフラーは高温下で他の金属と接触して振動してるからどんどん浸食してしまったんじゃないかと想像しました。
***その他チタンに関する身近な事柄。***
●チタンは軽くて丈夫、、 ということで昔持ってた腕時計はチタン製で軽くて気に入ってたのですが2年程前に紛失しちゃいました(涙)。
●10年程前のMacのノートパソコンはなんと外装がチタンでした。
まあ、高性能ノートが30〜50万円してた時代だからそんなことができたのかな?憧れのパソコンでした。
今はアルミの外装です。 ぶつけるとすぐ凹みます。。
今僕のMac Book Proは10万円くらい、チタンにしたら20万ちかくになっちゃうのかな?
●前の職場で、余ったチタンの固まりをもらって帰りました。
弓ノコで切ろうと思ったら刃が無くなっちゃいました。(笑)
●チタンを首の周りに巻く健康器具がありますが、体に影響が無いのが特徴のチタンに何か効果があるんでしょうか?
●『チタン』は和製の発音? 本当はタイタンですよね。
『チタニウム』もホントは『タイティニアム』(ティにアクセント)。 上記のMacノートを発表してる時のS=Jobsが『タイティ〜ニアム』って発音しててビックリしたものです。
●タイタンといえば『最強の神』、『巨大な神』なんだそうで、マーラーの交響曲第1番『Titan』は日本では『巨人』と訳されてます。
●(今の)仕事柄、『タイタン』というマツダのトラックを思い浮かべてしまいます。
グレードで『タイタンダッシュ』っていうのがあって『ダッシュ』は『勢いのいい』という意味でしょうが
ぼくは『 ’』 だと思ってました。 まあどうでもいいことですが。
●昔、バンダイさんの掲示板に載せた事のあるピュンタと鳥居の写真
この鳥居、なんと日本で5本の指に入る高さなんですよ。
兵庫県高砂市の鹿島神社にあります。
この鳥居の表皮がなんとチタンなのです。
知る人ぞ知るチタン大鳥居です。
写真は2005年
平安神宮の大鳥居より1メートルくらい高いのです。
皆さんも神戸、姫路周辺にいらした時にはゼヒ鹿島神社までおこしください〜。
この近くにはバンダイさんの掲示板で紹介したプエルの木(むにゃむにゃ命名)があったのですが、いまははねっけ部分が無いです。。
残念!!
プエルの木、ご存じない方のためにアップしときます
2003年 撮影時、ぽむはまだ生まれて数日です
僕は学校が工業系だったし前の仕事でちょっと航空機の部品に触れた事もあるしそもそも飛行機好きなもので、こういう新素材(べつに新しいものでもないが)には興味を感じるのです。
そんな金属材料の話をしてると、飛行機とかに夢中になってた過去の自分に戻った気持ちになったので
チタンに関するトリヴィアを………
普通、車や単車のマフラー(排気が出るパイプですな)は鉄かステンレス。
それをチタンにすると排気音も良くなるし、錆びにくい、そしてなにより軽いのです。
そのかわり異常に高価
チタン(正確にはチタニウム)は鉄の半分くらいの重さで鉄よりもとても強靭なのです。
固いから薄く出来るし更に同じ容積でも軽いのでパイプ状の部品を振り回すと紙じゃないか?って思う程軽量です。
(たぶん同じ強度の物干し竿を作ったら子供でも端っこを持って振り回せると思います)
そして、チタンの特製としては錆びにくい、腐食しにくい、金属アレルギーをおこしにくい
とかがあります。
海水中でも腐食しないそうです。
そして、融点はなんと鉄の約2倍の約1600度。
ところがハラダさんの工場でマフラーの継ぎ目がボロボロになってるのを見ました。
『え〜?チタンって熱や錆に強いんじゃないの〜?』と思って調べたら、なんとチタンはどっちかというとイオン化傾向の強い方なんだそうで、実は非常に錆びやすく(酸化しやすい)その酸化した膜が非常に強固で本体を守っているそうなのです。
アルミも錆びにくいのが特徴ですが、実は一瞬で錆びてその酸化膜でアルミ自体に錆が進行しないんだそうです。
チタンのマフラーは高温下で他の金属と接触して振動してるからどんどん浸食してしまったんじゃないかと想像しました。
***その他チタンに関する身近な事柄。***
●チタンは軽くて丈夫、、 ということで昔持ってた腕時計はチタン製で軽くて気に入ってたのですが2年程前に紛失しちゃいました(涙)。
●10年程前のMacのノートパソコンはなんと外装がチタンでした。
まあ、高性能ノートが30〜50万円してた時代だからそんなことができたのかな?憧れのパソコンでした。
今はアルミの外装です。 ぶつけるとすぐ凹みます。。
今僕のMac Book Proは10万円くらい、チタンにしたら20万ちかくになっちゃうのかな?
●前の職場で、余ったチタンの固まりをもらって帰りました。
弓ノコで切ろうと思ったら刃が無くなっちゃいました。(笑)
●チタンを首の周りに巻く健康器具がありますが、体に影響が無いのが特徴のチタンに何か効果があるんでしょうか?
●『チタン』は和製の発音? 本当はタイタンですよね。
『チタニウム』もホントは『タイティニアム』(ティにアクセント)。 上記のMacノートを発表してる時のS=Jobsが『タイティ〜ニアム』って発音しててビックリしたものです。
●タイタンといえば『最強の神』、『巨大な神』なんだそうで、マーラーの交響曲第1番『Titan』は日本では『巨人』と訳されてます。
●(今の)仕事柄、『タイタン』というマツダのトラックを思い浮かべてしまいます。
グレードで『タイタンダッシュ』っていうのがあって『ダッシュ』は『勢いのいい』という意味でしょうが
ぼくは『 ’』 だと思ってました。 まあどうでもいいことですが。
●昔、バンダイさんの掲示板に載せた事のあるピュンタと鳥居の写真
この鳥居、なんと日本で5本の指に入る高さなんですよ。
兵庫県高砂市の鹿島神社にあります。
この鳥居の表皮がなんとチタンなのです。
知る人ぞ知るチタン大鳥居です。
写真は2005年
平安神宮の大鳥居より1メートルくらい高いのです。
皆さんも神戸、姫路周辺にいらした時にはゼヒ鹿島神社までおこしください〜。
この近くにはバンダイさんの掲示板で紹介したプエルの木(むにゃむにゃ命名)があったのですが、いまははねっけ部分が無いです。。
残念!!
プエルの木、ご存じない方のためにアップしときます
2003年 撮影時、ぽむはまだ生まれて数日です
by cobolhouse | 2012-09-24 22:15 | その他 | Comments(2)